最近は何かにつけて「版権」やら「コンテンツ」やら話題になっていますが、昔はどのパチンコもオリジナルコンテンツで勝負をしていました。
「話題性は自分で作る」とでも言わんばかりに、どのメーカーもオリジナルコンテンツを育てていたのです。
しかし、それは過去の話であり、オリジナルコンテンツを貫いていた豊丸さんでさえ、かつての名機にも歌手をくっつけたりするようになりましたからね。
この流れは仕方のないことかもしれません…
しかし、今トップメーカーとも言える三共さんが、不思議なオリジナルコンテンツ「大開王」をリリースすると発表がありました。
一体どんなコンテンツなのか、そしてどんなスペックを引っ提げてきたのか、しっかりと新台攻略していきたいと思います!
このご時世にオリジナルコンテンツ?「大開王」って何?
「ついに『大開王』がリリースですよ!」
急にそんなことを言われて、即座に反応できる人なんていないと思います。
アニメやマンガに強い方でも無理でしょう。
だってこのコンテンツは、おそらく「オリジナル」ですからね…
波にノリにノッてる三共さんが打ち出す次の機種は、「大開王」という謎のコンテンツです。
そもそも「大開王」ってなんなのか?というレベルなので、まずはコンテンツについてご紹介しましょう。
まず「大開王の世界観」ですが、最近流行っている脱出ゲームが大きな軸になっています。
難攻不落の脱出ゲームをクリアすると賞金が得られるテレビ番組が舞台のようですね。
脱出するためには幾つもの謎をクリアしなければいけない…というわけではなく、そこはパチンコらしく天敵を倒せば脱出成功となるみたいです。
今のパチンコにはないという意味で興味がありますが、コンテンツの詳細については後ほど改めてご紹介しましょう。
実は「大開王」にはとんでもないスペックが搭載されており、しっかりとスペック解析をおこなっていかなければいけません。
それではいつものように、まずはスペック解析からおこなっていきますよ!
「大開王」のスペックを徹底解析!
それではまず、「大開王」のスペックから見ていきたいと思います!
『「大開王」のスペックをチェック!』
それではまず、「大開王」のスペックから見ていきますよ!
【大当り確率】
1/319.9 ⇒ 1/51.6(2種大当りのみ)
【タイプ】
2種タイプ
【賞球】
1&15(ヘソは1個、アタッカーは15個)
【RUSH突入率】
約52%
【RUSH継続率】
約77%
【初当りの振分け(特図1)】
- 10R大当り×3(電サポ70回+残保留4個):約52%
- 3R大当り(電サポなし):約48%
【連チャン中の振分け(特図2)】
- 10R大当り(電サポ70回+残保留4個):100%
【出玉(払い出し)】
- 10R:1500個
- 3R:450個
【天井(遊タイム)】
非搭載
「大開王」は初当り確率1/319のミドルスペックで、2種タイプとなっています。
今主流なのは1種2種タイプとなっていますが、1種とは図柄揃いで大当りとなる「直撃当り」、2種とは小当り経由の大当りとなるため、2種タイプということは直撃当りがないということです。
直撃当りがなくても、ちゃんと液晶上では図柄が揃いますので、特に違和感を覚えることはないかなと思います。
例えばシンフォギアのRUSH中は、ほとんどの大当りが2種当り(小当り経由当り)なのに、毎回同じように図柄が揃いますよね。
見た目の演出は特に変化はありませんので、ご安心ください!
さてさて、それでは初当りからチェックしていきましょう!
「大開王」最大のポイントになるのは、この初当りです。
何と言っても、「初当りから4500発出る」というのは初のことであり、リゼロが生み出した「初当りから3000発」をさらに上回っています。
RUSH突入率も52%とちゃんと半分以上ありますし、現実的な連チャン率だと言えますね。
『「大開王」のRUSHは全1500発!』
一方RUSHにおいては、最近のミドルスペックらしく全て1500発となっています。
しかし初当りの4500発が尾を引いているのか、RUSH継続率は約77%と81%というわけにはいかなかったみたいです。
とはいえ、RUSH突入時に4500発貰えちゃうことを考えたら十分だと言えるんですけどね…!
初当りで52%を引けるかどうかで「天国と地獄」となってしまいますので、かなりドキドキしそうです!
気になる「大開王」の詳細設定!
それでは、不思議なコンテンツ「大開王」について詳細をさらにご紹介しましょう。
まずは主人公についてですが、よくアニメにありがちなイケメンでもなければ美少女でもありません。
年齢は明らかになっていませんが、完全なオッサンです。
ちょっと主人公のステータスを確認してみましょう。
『名前』
城前時房(じょうまえときお)
『誕生日』
6月9日
『血液型』
B型
『身長』
177cm
『体重』
68.9kg
『好きなもの』
自由、鍵
『嫌いなもの』
檻
『プロフィール』
自営業(鍵屋3代目)の経営困難に立ち向かうべく、国民的番組「大開王」の賞金で起死回生を狙う。
極限の状況下に置かれると、並外れた力を発揮する。
…さて、ここまでのステータスで何を感じ取れるでしょうか?
そうですね、いろいろな意味でオフザケが入っていますよね(笑)
オッサンの誕生日や血液型なんてどうでも良いレベルですし、嫌いなものに檻なんて書くような人はトラウマを引きずっているようにしか見えないのです。
こんなオリジナルコンテンツを持ってくるなんて…さすが天下の三共さんですよ…!
これらのステータスが機械の中にどれくらい作用しているのか定かではないですが、ここまで詳細に決まっていると逆に気になってしまいますね。
「大開王」のボーダーラインをチェック!
それでは最後に、「大開王」のボーダーラインを見ていきますよ!
「大開王」のボーダーラインは1000円あたり17回転とイマドキの「甘い設計」となっています。
初当り4500発を搭載していますから、それは甘くなっても仕方ないとも言えます。
RUSH中もオール1500発×77%となかなかの破壊力を持っていますし、オリジナルコンテンツが勝負を仕掛けるためには必要だったのでしょう。
ただ、オリジナルコンテンツだからこそ、ホールも不安なところがあるでしょうから、正直なところホールがちゃんと扱ってくれるかどうかが不安ですね…
ボーダーラインを極めれば、ホールの立ち回りが有利になりますよ!
まとめ:「大開王」
今回は、「大開王」について新台攻略をおこないました。
三共さんの新たな挑戦としてオリジナルコンテンツをぶつけてきましたが、スペックは初当りから4500発を獲得できるなど破天荒となっています。
オリジナルコンテンツはこれくらい尖ったスペックでないといけないと踏んだのでしょうが、スペック設計が甘すぎてちゃんとホールが運用してくれるかどうかがちょっと不安ですね。
ボーダーラインは1000円あたり17回転となっていますが、ヘソ賞球は1個しかありませんので、体感的には全然回っていないように感じるかもしれません。
初当りによって天国と地獄の差が大きいため、結果はなかなか安定しづらく、せっかく甘いスペック設計なのに体感するのが難しいです。
そのため、どうしても回転力を軽視しがちですが、回転力をしっかりと把握しないとなかなか勝てませんので要注意ですね!