パチンコにおけるボーダーラインは、負けないために必要な要素です。
ボーダーラインを把握すれば負けづらくなるわけですが、正しく理解してないと勝率を高めることはできません。
ボーダーラインとは何なのか、ボーダーラインの仕組みについて解説していきますよ!
なお、勝率を高めていくため、以下がよく読まれています。
令和という新しい時代がやってきたものの、パチンコ業界には不穏な空気が漂っており、簡単に勝てない時代となっています。しかし…
パチンコの勝利に欠かせないボーダーライン
「勝つために重要な要素はパチスロは設定でパチンコは運」
なんてことが言われますが、確かにパチスロはほとんどが6段階設定になっていて、設定によって勝率や期待値が大きく異なります。
パチスロで勝つためには、設定を見抜く力や、低設定でも勝つための技術が必要不可欠です。
しかしながら、パチンコにおいてはどうでしょうか?
パチンコは運が重要…まぁそれは合ってると思いますが、それは「人生運だよね」と言ってる感覚とあまり変わりません。
設定が大事なパチスロであっても、ビッグボーナスが引けないジャグラーは設定6でも勝てませんし、全然ダンスタイムに入らないディスクアップは設定6でも苦戦を強いられます。
運で左右されるのは前提として、それでも勝率を高めるために何が必要か?という考えが重要となります。
そんな時、パチンコにおいては度々『ボーダーライン』という考えが出てきます。
「この台はボーダーラインぐらいあるから打てるな」
みたいな感じで使われますが、皆さんどれくらいボーダーラインを活用できていますでしょうか?
僕は新台が入る度にボーダーラインを算出していますので、今回は『ボーダーライン』について深掘りして考えてみたいと思います。
ボーダーラインとは何?
ボーダーラインとは、初当りを引いて連チャンが終了するまでのサイクルにおいて、失う玉と得られる玉が同じになるであろう通常時1000円あたりの回転数のことを言います。
もっと簡単に言えば、『機械割が100%となる(プラスマイナスがゼロになる)1000円あたりの回転数』ですね。
ボーダーラインより高い回転数になっているのであれば機械割は100%を超えていますし、逆に低い回転数であれば機械割は100%未満となります。
これだけだとイメージがつきにくいかと思うので、具体的に考えてみましょう。
ボーダーラインを具体的に算出してみる!
初当り確率が1/300、大当りは全て純増1000発で、75%ループ、という簡単なスペックを例に挙げましょう。
まず大当りすると得られる玉ですが、75%ループということは平均で3連チャンします。
大当り1回で1000発なので、得られるであろう玉は4000発となります。
ここで注意すべき考え方は、全て「平均」で考えているということです。
75%ループとなっていても、人によっては単発で終わりますし、運が良ければ10連チャンする人だっています。
よくボーダーラインを否定する人の中には、「連チャンしたらボーダーラインが変わる」という意見を言う人がいますが、それは当たり前の話なので、あまり気にする必要はありません。
得られる玉は4000発なので、等価の場合16000円相当となります。
さて、次に失う玉を考えていきましょう。
失う玉というのは、主に初当りまでにかかる玉と考えても良いでしょう。
本来は連チャン中も玉が微妙に減るのですが、今回は無しとして考えてみます。
初当り確率1/300ということは、平均すると300回転で当たるということになります。
つまり、300回転回すまでに失う玉が4000玉であれば、得られる玉と失う玉が同じになるということです。
4000玉とは16000円相当となるので、ボーダーラインは、
300÷16(千円)=20.0回転/千円
ということになります。
つまりこのスペックの場合、20.0回転より回ったら機械割は100%オーバーとなるということになります。
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ボーダーライン以上に回ったら、どれくらい機械割は上がるのか?
ボーダーラインがわかると、次に気になるのが「ボーダーラインの変化による機械割の変化」です。
さっきのスペックでボーダーラインが20回転になるのはわかりましたが、じゃあ22回転回ったら、どれくらい機械割が上がるの?という話です。
1000円で22回転回るということは、300回転に到達するまでにかかるお金は、
300÷22=13.636(千円)
となるので、失う玉は
13.636×250=3409
となり、失う玉が600玉ほど少なく済みます。
スペックが変わらない以上、得られるであろう玉は4000発のままです。
よって、機械割は、
4000÷3409=117.34(%)
となるわけです。
機械割117%といったら、現行の6号機よりも高くなっているので、パチンコにおけるボーダーラインの影響はとても大きいことがわかりますね。
このように、ボーダーラインがわかれば、プラス期待値を考えることができるようになります。
新機種のスペック解析をした際には、ほとんどの機種でプラス期待値のボーダーラインも算出してますので、是非活用してください!
ボーダーラインがわかると何が有利になるのか?
ボーダーラインがわかれば、ちょうどプラスマイナスになるラインがわかるわけですが、これがわかると何が有利になるのでしょうか。
最も有利になるポイントは、ズバリ「負けないための立ち回りができる」ということです。
ボーダーラインはあくまでチャラのラインなのですが、それは言い換えれば機械割が100%未満になる台を見分けられるということ。
パチスロだとたくさんのサンプルを集めて設定判別しないと、設定、つまり機械割がわかりません。
しかしパチンコはそこまでサンプルを集めなくても、ボーダーラインの回転力があるかどうかを見極めることができるのです。
ただ、最近のパチンコ、特にミドルスペックは連チャン性能が高い反面、RUSHに突入できなかった時の差がとても大きいです。
そのため、ボーダーラインを意識していても、なかなか収束しません。
運の要素が強いパチンコですから、その考えも一理ありますが、勝ったり負けたりした時に「台が悪かったのか」「自分の運が悪かったのか」といった勝敗の要因がわからなくなります。
自分の運はコントロールできなくても、どの台を打つのかのコントロールはできるわけですから、勝つための立ち回りをするのであれば、勝つためにコントロールできることはやっていきたいですね。
天井(遊タイム)があるとボーダーラインは変化する!
少し前にパチンコにも天井が搭載されるようになりました。
今まではパチスロの特権だったわけですが、遂にパチンコにも回転数によるハイエナという概念が生まれたということになります。
パチスロに「◯回転から打てば機械割がプラスになる」というハイエナの概念があるように、当然パチンコにもハイエナの概念が存在します。
つまり、天井が近づけば近づくほど、ボーダーラインの回転数はどんどん小さくなっていきます。
最近は天井がある機種は減ってきていますが、ライトミドルや甘デジではまだまだ天井搭載の機種があります。
新台攻略する際、天井がある機種においては、積極的にハイエナにおけるボーダーラインや、期待値について解析していますので、是非活用してくださいね!