この記事は、スロプロであり、親友である友人にインタビューした内容を記したものである。尚、記憶を辿りながら書き起こしている為、機種や年代に多少の誤差があるかも知れないが、そこは許容していただいた上で楽しく読んでいただければ幸いである。
ある日私は、スロットの基礎を教えてくれたおじさん(第二章参照)から、ある誘いを受けることになる…。
この章から読み始めた読者の方は、下記のリンク先より第一章からお読みいただきたい。
インタビュアー showタイム編集長
ある日モーニングに並んでいると
別の日に「モーニングだけ抜いてそのあと学校に行くか。」と考えながら朝一に並びに行くと、そこにはいつも通りマンガ、コーヒー、タバコが置かれていた。その頃になるとすっかりと常連になっていた私は、場所取りを考慮して後ろに並んでいると、おじさん達がやってきて、その中でスロットのノウハウを教えてくれたおじさんが私の前に並ぶとこう呟いた。
イベントの日はライバルが多いから、高設定を取るために朝一から一緒に並んで欲しいという要望だった。
と言われたので、勉強にもなるし着いて行ってみようと思った。どうやらおじさん達は、土日は別々で行動しているらしい。
その日、モーニングを打ちながら土曜日のイベントについて話を聞いていると
と言われ、その日はモーニングを打ち終わり学校へと向かった。
初めての打ち子
土曜日の朝6時、いつも行く店の駐車場で待っていると、おじさんが車で迎えに来たので、一緒に初めて行く店へと向かった。
某店舗に到着すると既に何人か並んでいて、開店までの間におじさんはスロットについてそれまで知らなかった知識を色々と教えてくれた。スロットには設定があること、天井があること、どうすれば他の台(シオサイ以外の台)で勝てるのか等々…。
その日はモーニングを取るのではなく、「設定狙いで台を取る」と言われ、
と言われた。
入店するとおじさんに「この台回しといて」と言われたので回し始めると、すぐにボーナスが当たった。
と言われていた私は、おじさんが打っている台まで行き、おじさんの台と交代した。
しばらくするとおじさんが戻ってきて
と言われ、またボーナスが当たりおじさんを呼びに行くと、そこでボーナスの消費の仕方を教えてもらい、その後は自分でボーナスを消化していくようになった。その頃にはたまに失敗はするが、ある程度目押しが出来るようになっていた。
何度かボーナスを消化した後、おじさんが打っていた台を見に行くと、おじさんは別の台でボーナスを引いていた。何度かボーナスを引いたことを伝えると
と聞くと
と言われた。
お昼頃になりおじさんが
と言うので
と聞くと
と言われた。
昼ごはんの後もおじさんと私は打ち続け、結局閉店まで続いた。
結果、私が打っていた台は8000枚、おじさんは5000枚程出して、その日が終わった。
(二人合わせて13000枚ということは、等価交換で26万円である。初期投資を含めても、20万円以上勝っていたと思う。)
おじさんは私が打っていた台は5000枚くらい出れば良いと思っていたようで、今日は頑張ってくれたからこれからもよろしく!という意味も込め3万円をくれた。
と聞かれ
と答えた。
閉店後おじさん行きつけの居酒屋へ
店を出た後、おじさんが行きつけの居酒屋に飯を食いに連れてってやると言うので、着いて行くことにした。
その居酒屋は、自分の家から割と近い場所にあった。居酒屋に行くのはこの時が初めてだった。
居酒屋に入りテーブルに着くと
とおじさんは言ったが、私が
と言うと
と言われ、私は渋々了承した。
ご飯を食べながら
と伝えるとおじさんは
と言った。
と言われた。
おじさんはスロットで稼いでいくには、色んな店の情報を集め、店ごとの特徴を見極める必要がある。と教えてくれた。店によって決まったイベントがあり、そのイベントに狙いを定めて高設定台を取りに行く。イベントじゃない日には、自分がクセの分かっている店でモーニングを取るなどして立ち回る必要がある。と教えてくれた。
とも言っていた。
今のパチンコ屋はルール、マナーが打ち手側、店舗側の両者に浸透しているが、当時のパチンコ屋はリーゼントをした店員が景品カウンターの中でタバコを吹かしているようは時代だった。また台の2台取りは当たり前。台を奪い合って殴り合いの喧嘩をしているなど、そんな光景がしばしば見られた。
その後も慣れないお酒を飲みながらスロットの話をしたり、世間話をしていると、気が付くと夜の1時頃になっていた。「もう店を閉める」と大将に言われ
と聞かれたが、初めて一日中スロットを回した疲れと、生まれて初めての居酒屋でジョッキ二杯のビールを飲んで既にヘトヘトになっていた私は
と伝え、その日は別れた。
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第四章「番外編」へつづく。